おまとめローン詐欺とは?
おまとめローンは借入する金額も大きいため審査に通過することが難しいと言われています。そんなおまとめローンで返済を軽減したいという思いに付け込んだ詐欺があり、「おまとめローン詐欺」や「一本化詐欺」と呼ばれています。
おまとめローン詐欺の手口
@「おまとめローンを利用しませんか?」とメールを送ったり、チラシを配ったりする
A連絡があれば融資可能だが「保証金や手付金が必要」と騙してお金を受け取る
B融資もせず連絡不通になる
手口はいたってシンプルなのものであり普通に考えれば騙されるわけないのですが、毎月の返済が苦しい人からすれば藁をもつかむ思いで申込をしてしまうのです。
メールには高額融資、低金利、即日審査、審査に落ちた人でも大丈夫といった甘い言葉が書かれています。
銀行を下回るような金利となっていると食いついてしまいますが、消費者金融のような貸金業者が銀行より低い金利で利用できることはほとんどありません。
騙す側は大手消費者金融や銀行グループ会社を装ったり、聞いたことがない社名を名乗ったりします。また金を準備させるために言葉巧みに誘導してきますので注意が必要です。
保証金や手付金は少額となりますが、借入をしていない業者から借入をさせ、そのお金を受け取るというケースもあります。この場合は借入だけが増えてしまうという最悪のケースです。
おまとめローン詐欺にひっかからないためには?
このような詐欺業者は電話の口調も丁寧で、話しただけでは詐欺業者ということはわかりません。詐欺業者か見分ける方法はあるのでしょうか?
おまとめローン詐欺への対策方法
- メール等を無視する
- 住所、電話番号を確認する
- 登録番号を確認する
詐欺にひっかからない対策としては上記が挙げられます。
まずは届いたメール等は無視することが一番です。大手消費者金融や銀行からそのような連絡がくることは無いと考えて下さい。今まで利用したことがない、業者があなたのメールアドレスや住所を知っていることはありえません。またほとんどの場合は不特定多数に送っているためあなたの名前がメールに記載されておらずその時点で怪しいと思って下さい。
次に記載されている住所や電話番号を調べることも重要です。警察の捜査で足がつくと困るのでほとんどの場合は記載されている住所に事務所はありません。また連絡先が携帯のみであれば間違いなく詐欺と考えて下さい。正規の業者であれば固定電話は間違いなくあります。
最後に登録番号を確認することが大事です。貸金業を営むには財務局や都道府県知事への届出が必要となり、登録番号が発行されるのです。
つまり登録番号がなければ届出もせず、貸金業をしている無登録業者となるため、注意が必要です。本当に登録番号があっているか確認するには金融庁HPから調べられますので確認してみて下さい。
名義貸し詐欺とは?
カードローンの詐欺行為には、おまとめローン詐欺以外にも名義貸し詐欺というものがあります。
名義貸しといえば身内や知人がカードローンを利用できないため、代わり名お金を借りてあげて返済は相手が行うものです。これも許されることではありませんが、身内や知人であれば最悪連絡がとれて返済をさせることができます。
名義貸し詐欺は報酬が貰える等と言った理由で、面識の無い人に名義を貸すことになります。
名義貸し詐欺の手口
@数万円の報酬等と言って消費者金融等から本人名義でお金を借りさせる
A返済は相手がするからと言うのでお金を渡す
B報酬等もなく相手とは連絡不通になる
C消費者金融等返済がされていないと請求される
借入の理由が名義貸しだとしても返済義務は契約者になります。名義貸しだからと返済をせず放置しておくことも可能ですが信用情報に傷がついてしまいます。
そうなってしまうと将来的にクレジットカードも住宅ローンも車のローン等のいろいろなローンが組めなくなってしまいます。
名義貸しでも返済義務は契約者になることを理解して絶対に名義貸しをすることがないようにしましょう。
闇金とは詐欺業者?
闇金はご存知だと思います。テレビでも闇金をテーマにしたものが放映されています。闇金といえば金利が10日1割の「といち」と呼ばれる高金利で貸付をしたり取立も怖いものとなっています。
つまり闇金は実際にお金を貸してくれるのです。おまとめローン詐欺ではお金を貸してくれないためその点では大きな違いがあります。
闇金は貸金業登録をしていないため、貸金業違反、違法な金利で貸付しているので出資法違反といった罪に問われます。
ところで10日で1割の金利とはどれくらいでしょうか。10万円借りた場合、10日後には元金+利息で11万円となり利息が1万円となるのです。消費者金融なら10日間の利息は約500円となりますのでいかに闇金の金利が高いかわかります。